P先生
では、実際に行った動作をデジタイズして、3次元座標データを算出してみよう!
Aくん
2方向のカメラから、身体23点と跳び箱8点のデジタイズが終わりました~!途中腱鞘炎になりそうでした。。。
デジタイズって地味ですけど、大変な作業ですね。。。
P先生
お疲れ様!大変な作業だけれど、まずは分析の第一歩を踏み出せたね!!
ここから3次元DLT法③(3次元座標の算出)を参考にして、3次元座標データを求めていこう!
Aくん
できましたー!!
でも数字ばっかりでどんな分析結果になったか良く分からないですね。
P先生
こういう時は、それぞれの関節を結んだスティックピクチャーを表示させると、分かりやすいよ。MATLABなどのソフトウェアを使って、スティックピクチャーを表示させてみよう!
Aくん
おー、ちゃんと棒人間が動いてる!
P先生
得られた3次元座標データから、関節角度を求めたり、身体重心座標を求めたり、ここから色んな分析ができるね。
後は自分の分析したい項目に着目をして、分析をしていきましょう!
スポーツバイオメカニクスでのデジタイズの方法は、Frame-DIAS(株式会社DKH)が良く利用されていますが、「すぽるてぃくと」ではエクセルで動作解析が可能な「ExcelDigitizer」をGitHub上に公開しています。
GitHub - sportict/ExcellDigitizer
Contribute to sportict/ExcellDigitizer development by creating an account on GitHub.
まだまだ開発途中ですが、使用した感想などをコメントに頂けると嬉しいです!
コメント
https://sportict.jp/3dlt-5/
Webページ閲覧させて頂きました。
本ページにある動画のようにマトラボで座標からスティックピクチャーのようなものを作成し、動画化するにはどうすればいいですか?教えていただけると嬉しいです。
学生Aさん、コメントありがとうございます。
MATLAB関数の「plot3」や「line」を使用するとスティックピクチャーの表示が可能になります。動画化しようとすると、「getframe」で画面を取り込んで「writeVideo」でファイルを作成する、という手順になります。
GitHub上に、MATLABで動作するスティックピクチャープログラムを公開していますので、そちらを参考にして下さい。
https://github.com/sportict/StickPicture
FrameDiasで作成した「*.2d,*.3d」の拡張子のファイルが読み込み可能ですが、詳細なマニュアル等は作成していませんので、info[at]sportict.jpにメールをもらえれば、もう少し詳細なアドバイスも可能です。